Lesson.21 定数
定数とは?
世の中にはあらかじめ決まっている数というものが有りますよね。
例えば、「消費税」ですね。これは5%、と決まっています。
次の例を考えて見ましょう。
例:
msgbox 100 * 1.05
この例は、ただ単に100円のものを買うには何円払う必要があるかを
計算するだけのプログラムです。
消費税率は決まっているので1.05と書いてしまっていいように見えますが、
もしも消費税率が10%になると、これを1.1に書き直さなくてはいけません。
この場合は1行なので、特に問題はありませんが、このプログラムが何百行、
何千行となると、書き換えるのはとても大変です。ということで、ここで活躍するのが
「定数」というものです。定数は値の帰られない変数と思ってもらって構いません。
定数の使い方
定数の宣言には「Const」を使います。Constの後に定数名、=でつないで定数の値を決めます。
例:
Const ZEIRITSU = 1.05
msgbox 100 * ZEIRITSU
msgbox 100 * ZEIRITSU
これならどれだけ長いプログラムでも、税率が変わっても
Constの行を1行だけ書き換えればすみますよね。
ちなみにVBSでは大文字小文字関係ないのであまり意味はありませんが、
定数は大文字で書くのが慣例のようです。
練習
ある年の所得税は30%であった。これを定数とし、年収700万円の人の
その都市の手取りを求めるプログラムを書け。但し、所得税は年収に
関わらず一定とする。
解答
Const ZEI = 0.3
msgbox 700 * (1 - ZEI)
msgbox 700 * (1 - ZEI)